PolarVisionを搭載した画像検査装置と画像検査ソフトウエアの操作画面

PolarVisionの概要

幅広・高速対応の新しい画像検査ソフトウエア

2022年、新しい画像検査ソフトウエアが誕生しました!

多くのお客様からのご要望にお応えするべく、これまで培ってきた技術をさらに発展・進化させ、「幅広印刷物への対応」「より高速な検査に対応」「グラビア印刷の微細見当ずれや、色差検出に対応」したソフトウエアを開発しました。
それが新世代画像検査ソフトウエア「PolarVision(ポーラービジョン)」です。

シリウスビジョンでは2010年に「FlexVision(フレックスビジョン)」を、2016年に「AsmilVision(アスミルビジョン)」をリリースし、シールラベル・ボトル・カード・ビジネスフォーム・軟包材・電子基板などの各種業界、データ校正・検版からインライン・オフライン検査機としての適用、そして印字・絵柄品質検査からバリアブル(可変情報)検査まで、多種多様なニーズにお応えし、高い評価をいただいてまいりました。

そこで培ったオンリーワンの画像処理技術を幅広印刷にも対応できるように再設計・再開発し、より高速・高精度な画像検査を可能としました。また、ビジネスフォーム・グラビア・電子基板など、それぞれの市場に合った操作画面をご用意し、誰もが使いやすい操作性を実現しました。

ポーラービジョンの3つのポイント。1:幅広印刷対応。最大幅1500ミリメートル。2:高速画像処理。最高速度500メートル毎分。3:用途別操作画面。分野に特化した操作画面。

グラビア印刷・フレキソ印刷に対応した画像検査システム

グラビア印刷やフレキソ印刷といった幅広製品の高速検査に対応できるよう、画像検査ソフトウエアの構造を見直し、大きく進化させました。

ポーラービジョン

PolarVisionの実例紹介

グラビア製品検査

ブランクス製品検査


測色機能(ΔE測定)

シリウスビジョンの測色機能を使えば、オペレーターが指定した任意の箇所(測色箇所例:右下図の赤枠4箇所)の色情報を測定し数値で出力可能です。
測定できる色情報は、RGB、S H Gray、CMYK、XYZ、Lab*、ΔEの17種類です。

独自関数 f(x) により、高い精度で RGB から XYZ へ変換する

各市場・検査分野に適した簡易操作画面

ビジネスフォーム・商業印刷・グラビア・電子基板など、それぞれの分野に特化した簡易操作画面をご用意しています。この操作画面を利用することにより、新たな品種を検査する場合でも誰でも簡単に検査条件を設定し、すぐに自動検査を実行できます。(操作画面は一例です。)

誰でも扱える簡単操作で、検査結果レポート出力やCSVデータ出力ができ、検査結果の社内管理や、お客様へ提出するレポート作成に活用できます。結果レポートはPDFファイルへ変換したり、プリンタ等で出力することができます。

オフライン検査、検版など様々な検査に対してFlexVerifyを使用することが可能です。表示形式はいくつかのパターンからカスタマイズ可能ですので、お好みに合わせた表示方法を取ることができます。

ネットワークで結果ファイルを共有すれば画像検査機から離れた結果表示専用PCで確認作業を行うことができます。検査スペースが狭い場合に結果確認作業を事務所スペース内で行ったり、検査オペレーター以外の担当者がレポート作成作業を行うことも可能です。