シリウスビジョンフェア2021【再放送】+Q&A【生放送】

NEXT VISION 画像検査技術の進化(オンライン開催)

シリウスビジョンフェア2021

+Q&A

2021

13:00〜16:00

たくさんのご視聴、誠にありがとうございました!
セミナー中にいただいたご質問への回答を公開しました。

画像検査ソフトウエア
新技術・新製品の発表

進化を続けるシリウスビジョンの画像検査基幹技術、パワーアップしたAsmilVisionの新機能の数々、そしてグラビアやフォーム・商業印刷、電子基板など高速・幅広への適用性と柔軟性に優れた次世代画像検査ソフトウエア(新製品)を発表します。

13:01ごろ〜ご挨拶・会社紹介
13:08ごろ〜基幹技術のご紹介
13:24ごろ〜AsmilVision4.0への進化
14:05ごろ〜新ソフトウエア PolarVisionの発表

画像検査機および検版機の
新機能・新製品のご紹介

この1年間に、数多くのお問い合わせとご要望をいただいたシリンダー版検査機や樹脂版検査機、全可印刷品質検査機、色合わせ・色測定機能、バーコードグレード判定機能、新型ボトル検査機、AI搭載検査機など、当社の最新技術を結集した新機能 ・ 新製品の全てをご紹介いたします。

14:31ごろ〜グラビアシリンダー検査機
14:33ごろ〜樹脂版検査機
14:36ごろ〜高速チューブ検査機
14:38ごろ〜デジタル印刷機全可変
14:41ごろ〜測色
14:43分ごろ〜グレード
14:44分ごろ〜非線形歪補正スマートフィットテクノロジー
14:48ごろ〜AI

ユーザーボイス

シリウスビジョンの製品をご利用いただいているお客様の生の声をお届けします。
ラベル印刷、フォーム印刷、商業印刷、グラビア印刷他、各種印刷工場現場での画像検査機の適用方法や課題などをご紹介します。

質疑応答【生放送】

セミナー中にいただいたご質問に、放送時間の許す限りお応えします!

2021年7月13日にシリウスビジョンフェア2021を開催いたしました。盛況のうちに終えることができ、たくさんの嬉しいお言葉もいただきました。再演のリクエストや、質疑応答のご要望も複数いただきましたので、8月26日にフェア本編の再放送および生放送の質疑応答を行うことにいたしました。シリウスビジョンフェア2021【再放送】+Q&A【生放送】も、ぜひご参加くださいませ。


  • シリウスビジョンの実力や今後の展開(世界・長尺・高速検査)がよくわかる内容で、理解を深めることができました。
  • どの商品もお客様が効果をしっかりと実感されていて、すごくいい製品だと感じました。 お客様目線でしっかりとモノづくりされていることが随所に感じられ、大変参考になりました。
  • ウェビナーに関しては、導入社側の立場で、様々な取り組みをされていおられることが 分かり、とても勉強になりました。
  • 貴社の基幹技術からリリース計画まで幅広いご紹介でとても満足しています。ユーザーボイスの紹介もあり、生産現場での貴社製品の特長(強味)がわかりやすく伝わりました。
  • 毎年、新しい機能を開発・リリースされており、今回のウェビナーも大変興味深く視聴いたしました。2021年秋 リリース予定のPolarVisionですが、どのようなものがリリースされるのか大変楽しみにし、期待しております。
  • 検査工程は、何も生み出さず付加価値が無いと言われておりますが、重要性や必要性、検査工程だけの問題では無い事を再認識できる機会となりました。
  • 弊社は主に電子部品や、半導体、医療系の外観検査の経験はあるのですが、 印刷物の検査に関する知見がほとんどないので今回のセミナーは非常に有益なものでした。
  • ユーザーボイスの字幕など細かいところまで気配りを感じたセミナーでした。 大変勉強になりました。

2021年 アンケートご協力者より ※シリウスビジョン株式会社調べ

ウェビナー中にいただいたご質問への回答です。
追加のご質問やご要望などございましたらお問い合わせいただければと思います。

PolarVisionのライブラリでの提供に興味があるのですが、試すことは可能でしょうか?

可能です。
現在も弊社独自の画像検査用のノウハウがつまったライブラリという形で、一部のお客様向けに販売を行っておりますが、お客様側にプログラムのスキルもある程度必要になりますので、一度お問い合わせいただき、お打ち合わせさせていただければと思います。
詳細については【お問い合わせ】からご相談ください。

樹脂版の検査で網点、グラデーション、線数、角度などは可能でしょうか?版面の高さムラも検出可能でしょうか?

網点、グラデーションは検査可能です。
線数も細かさによりますが、分解能600dpi(42μm/画素)でとっているので対応可能かと思います。
ぜひサンプルをお預かりして装置にかけて撮像・テストさせていただければと思います。
高さに関してはあくまでカメラで撮っていますのでZ軸の高さ方向まで取れるかは懐疑的ですが、それらに関してもお打ち合わせの上、ニュアンスをお聞かせ願えればと思います。
デモ機の方は横浜に常時ございますので、ぜひ【お問い合わせ】からお気軽にサンプルテストを依頼ください。

通常の印刷検査機にGPUを乗せる予定はありますか?

はい。
本日の発表内でも申し上げましたが、弊社は幅広、高速、リアルタイムを基礎技術として高めてまいります。その中の一つがGPUやFPGAなどの取り込みになります。
GPUの搭載で処理が速くなることは基礎実験でわかっておりますので、現在は弊社が今までやってきた複雑なアルゴリズム(細かい継ぎ目、伸びみなど)をどのようにうまく載せていくかのフェーズになっております。
将来的にはGPUを載せる技術は必須になると考えており、PolarVisionをはじめとした弊社の今あるソフトウエアにも随時搭載していく予定です。

バーコード検証機能は全数検証ですか? 検証できるバーコードの種類についても教えて下さい。
また、GS-1コンポジットは検証可能ですか?

可能です。
ロールtoロールや枚葉の大判に印字されたワンシートをラインカメラで全面を撮像、すべてのバーコードのグレード値を検証することが可能です。GS-1のコンポジットも対象に含まれます。
最近は医薬をはじめバーコードの規格も厳しくなってきておりますので、絵柄検査時に同時にグレードの検証を行う引き合いが多く、全数グレード検証の要望が高まっております。

海外での導入実績を教えてください。

中国に子会社を設立している以外にも、ASEANにはタイとベトナムのそれぞれに関連会社を設立、ラベルメーカー様やボトルメーカー様と事業活動を行っております。
また、現在ヨーロッパやアメリカでも検査事業を展開しております。
みなさまの中で現地で製造を行っている海外子会社などをお持ちで、検査機がご入用の方がいらっしゃれば、お気軽に弊社までお問い合わせいただければと思います。

シリンダー版検査機の今後の予定を教えていただけないでしょうか。

装置としてはほぼ完成しており、最終段階の精度確認を行っております。
シリンダー版の検査は業界最高の分解能10μm/画素で撮像および検査を行っております。
シリンダー版にはインキがのる網点とそれ以外の背景ベタ面があります。背景ベタ面の微細欠陥は単純な処理で検出できますが、網点の絵柄については版作成の元データTIFFファイルとの比較のため高精度な位置合わせ技術が必要となります。
弊社の印刷検査のノウハウを適用し優位性のある装置開発を行っております。
詳細については【お問い合わせ】からご相談ください。

デジタルプリンタの全可変検査(バリアブル印刷の検査)について教えてください。

近年、版無しによるコストダウン、小ロット多品種、短納期などの要望から、デジタルプリンターでの印刷が増えております。それに伴いページごとにかわる全可変の検査ニーズも増えております。
弊社の全可変検査(バリアブル印刷の検査)は、基準のPDFデータを検査中に入れ替えながら行います。高速なRIP処理、基準デジタル画像と検査カメラ画像の色合せなど、多くのノウハウの上に検査が成り立っております。
各種デジタルプリンターメーカー様との接続実績もございますので、ぜひお気軽に【お問い合わせ】からお問い合わせください。

樹脂版検査機は、すでに販売を開始されていますか?

はい。販売開始しております。
最終的な製品の品質保証としては、印刷後に検版や検査を行う必要はありますが、仕事の段取り替えに時間と労力をかけて印刷をした結果、版自体の不具合で、印刷機を止めて、版を作り直すことによるロスを撲滅するという点で、多くの引き合いをいただいております。
お客様からの「マスターデータのデジタルデータを基準に検査をしたい」というご要望がありましたが、多面付けの範囲ですべての版をデジタルで比べると過検出になる場合があるため、上記のような方式を取っております。
デジタルデータを使う場合は、凸の樹脂版の上側と下側で検査領域を自動的に分けて検査することも可能です。
ぜひご興味がある方はサンプルテストの方よろしくお願いいたします。
テストのご依頼は【お問い合わせ】からお気軽にご相談ください。

フィルムの伸び縮みに対応した検査は可能ですか?

弊社はばらつきのある絵柄の印刷検査を得意としており、ばらつきによる過検出を抑えつつ欠陥を高精度に検出可能です。
一般的にフィルムは紙に比べて伸び縮みが大きいので、まさに弊社のノウハウが活かせる分野と考えております。
これまでの弊社はカメラ1台で幅が狭い検査対象の市場に対しての製品が多かったですが、幅が広くかつ高速な分野にもこの技術を適用したいと考え、現在新しい検査ソフトウエアであるPolarVisionの開発を行っています。

製版検査のAI導入に興味を持ちました。
校了紙のかすれなどを学習データにすると例でご紹介されていましたが、校了紙をスキャン後のデータによくみられるスキャナ由来の汚れやゴミ、校了紙に入った赤字なども、検査対象外として学習させることは可能でしょうか?

はい。
弊社ではまずオフラインの刷り出し検査、検版の工程からAIを導入しております。
校了紙は実際の印刷物と見た目や状態が異なり検査の難易度があがりますが、弊社は校了紙と印刷物とのばらつきを位置合わせや色合せの技術により吸収する事で、過検出の少ない検査を実現しております。
さらに、そこで検出された欠陥に対しAIの判定を加えることでさらなる過検出の抑制と欠陥分類による欠陥解析が可能となります。
校了紙に入った赤字自体を学習させることで、通常NGとして検出されるものをOKにする事はAI学習でも可能かもしれませんし、従来のルールベースで検討した方がよろしいのかもしれません。
ぜひ一度、サンプルをお預かりしてテストさせて頂ければと思います。
テストのご依頼は【お問い合わせ】からお気軽にご相談ください。

現在、弊社の設備でFlexVisionを導入しており、今回の説明でありました、AsmilVisionやPolarVisionなどをアップデートのような形で導入することは可能でしょうか

はい。可能です。
FlexVisionは多くの機能が詰め込まれたソフトウエアのため、すべてがAsmilVisionやPolarVisionに変更できるわけではございませんが、AsmilVisionのほうが操作性に優れているため、ロールtoロール等の分野等の用途がマッチしているお客様に対しては置き換えが進んでおります。
PolarVisionはまだ開発中ではありますが、お客様とご相談の上、置き換えも含めて最適なご提案をさせて頂ければと思います。